はもブログ

まだジャンプを見分けられないまだ国旗も持ってないスケオタになりきれない永遠の初心者はもによる、ただただ羽生結弦さんへの愛を叫ぶ、羽生結弦さん試合観戦記※ほぼお茶の間たまに現地

NHK杯2019〜完全なる私感


羽生くんの抱える緊張と不安・怖さとはどれほどのものなんだろう。



私は思っていた、逆境は嫌いじゃないと言ってきた羽生くんだから、満足に足りる結果じゃなかった試合も、怪我をした経験も、プラスに変える力の1つにしてきたと。そうしてきた事を戦歴が物語っている。


が、羽生くんが言葉にするほどに、見ている側にも緊張がひしひしと伝わるほどに、大きな大きな不安、トラウマと言っても差し支えないものにもなっていたんだと言うことに、今思えば不思議なことだが思い至らなかった。

2年続いた怪我でさえ、いつまでも落ち込んではいられない!と羽生くんはすぐ前を向いてきた、そう思っていたのかもしれない。

うん、羽生結弦がトラウマを抱えることなどないと思っていた。


とんでもない。羽生くんも一人の、本来ごくごく普通の青年に違いないのに。不安と恐怖に押しつぶされる日もあったはずなのに。



それでも己の真なる声に耳を傾け、弱さを知り不安と向き合い、受け止めた上で不安を乗り越える。

それこそが今の羽生結弦の強さなのかもしれない。


そこには羽生くんを支えるチームがある。

今シーズン、これまで以上にチーム、特にオーサー・ジスラン両コーチとの結びつきの強さを感じる。


練習中の雰囲気も、演技直後のアイコンタクト、今大会フリーに至っては演技中にも確かに目で会話していた。

オーサーも怪我なくやりきることが使命だったと話し、ジスランもフリー後の羽生くんに恐怖を克服できたと讃えていた。


それはつまり、羽生くんの抱える不安を理解してくれていたということだ。
羽生くんが実際に2人に言葉にしていたのか、言葉にはしなかったが2人が汲み取ってくれていたのか。

どちらにしても、羽生くんの不安を共有してくれる2人がいてくれることが嬉しい。

羽生くんと2人、ひいてはチームとの間にそれだけの絆ができていることが嬉しい。


共有すると言う事は分かち合うということ。

私たちは何もできないが、羽生くんの不安を少しでも分かち合える存在が一番近くにいる。特にジスランは信頼すると共に時に甘えられるベストパートナーのようにも見える。

コーチなんだから当たり前だと思われるかもしれないが、そんな簡単な話ではないはずだ。


その絆は勝手に生まれたものではなく、羽生くんがスケートに対して常に真摯に全力で向き合ってきたからこそだと思う。

まっすぐな気持ちは人を惹きつけて離さないから。


羽生くん、ほんとにほんとにほんとに頑張ってきたんだなぁと胸が熱くなるんだ。そしてこのチームならまだまだどこまでもいけると思うんだ。



gettyさんお写真より。

いやぁ、またジスラン尊い期が到来したわ。

ありがとうジスラン。ちょっとそこ代わってジスラン。

https://www.gettyimages.co.jp/



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NHK杯ラストのラスト、EX後、羽生くんは何に「さよなら」を言ったんだろう。

単にこのNHK杯が無事終わったことへのさよならだったかな。

そう思いたいがそうでは無い何かを感じさせるものがあった。


羽生くんは「自分ができるマックスの構成ができなくなったらやめると思う」と言った。

明確な期限はなくても羽生結弦としてのあるべき哲学がある。


だから、羽生結弦にしかわからない昨日までの羽生結弦との違いで、ある日突然ばさっと幕を降ろすのかもしれない。


また、今大会も抱えていた怪我への恐怖もある。

もういつやめてもいいように、との思いがあるのかもしれない。

投げやりなのではなく、むしろ真逆で、いつでもやめれる覚悟を持ってより一層目の前の一つ一つに極限の集中をしているのではないかと。

(200%私の勝手な推測でしかなく不快にさせたらすみません)


ガンジーの言葉を思い出す。

「明日死ぬかのように生きよ




羽生くんが思う羽生くんの道を進んでくれれば良い。私はそれを応援させてもらうだけ。と思いつつ…


ものすごい我儘なのを承知で言うと、まだ、もう少し、、いやもっと、私は羽生結弦を見ていたい。羽生結弦が全てをぶつけ、全てを出し切るスケートを。

一日一日どころか“一秒一秒を積み重ねて大事にしたい”と話す羽生くんが、一秒一秒を積み重ねた先で「これが羽生結弦だ」と胸を張って言えるその時まで、

私も祈祷班として、今日も羽生くんの健康を祈ろうと思う。


ガンジーはこう言葉を続けている。

「永遠を生きるかのように学べ」








ところで羽生くん、羽生結弦・光る汗・頬に添えた透け手袋、の3点セットは破壊力強すぎます…!

鬼スコアのクレジットがなければ、もはや試合直後のアスリートとは思えません…!


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