はもブログ

まだジャンプを見分けられないまだ国旗も持ってないスケオタになりきれない永遠の初心者はもによる、ただただ羽生結弦さんへの愛を叫ぶ、羽生結弦さん試合観戦記※ほぼお茶の間たまに現地

2020/21グランプリシリーズ欠場・雑感

気付けばもう9月ですって…。

前回の記事から4カ月も経ったと…。ほう…。イツノマニ…⁈

この4カ月、変わらず私は何の変化もないが、
羽生くんは変わらず歩みを止めることなく大きな前進と決断をした日々だったようだ。
(卒論完成おめでとうございます‼︎泣)

リアルタイムの情報が入ってくることは少なく、
“元気かな…”“髪は伸びたかな…”“練習できてるかな…”“ちゃんとご飯食べてるかな…”と婆や心が募る頃に絶妙なタイミングで毎度投下されてきた羽生くん、その名も“白壁通信”。

“白壁通信”ーーいやほんとに、最初に名付けた人、天才では?

今や全羽生ファンが次の更新を待ち望む“白壁通信”。
私も、お髪の具合やお肌の色ツヤを確認しながら羽生くんのメッセージを噛み締めることができる日を心待ちにする、という新たな生きる楽しみを得た一人だ。

そんな、婆や心が満たされる日々の中、これで暫くは更新はお休みかな…と思う白壁通信が届いた。
羽生結弦、今季GPS欠場の報せ。

https://www.skatingjapan.or.jp/whatsnew/detail.php?id=61

正確には書面での報告だったわけだが、
私はその書面に、いつもの白壁の前にちょこんと座って、静かに優しく語る羽生くんの姿を見ていた。


まずは、驚いた。
そして、怪我や病気じゃないことに安堵した。ほっとした。でもやっぱり物凄く悔しかった。残念だった。でも考えれば考えるほど賢明な判断と思えた。羽生くんの葛藤と深慮と勇気に涙した。
そして今、未来を見ている。
どこまでも広く、どこまでも細やかに、どこまでも先を見通す羽生くんの目が見ているものを信じて。
今が“どこか”に到達する道の途中なんだと信じて。
その“どこか”で羽生くんが笑顔でいてくれる未来を見ている。





幸い怪我でも病気でもなく、休養でもなく、“大事にしているのはアクセル”というほど4A習得への練習もしている中での、GPS欠場
スケート界全体を大きく駆け巡るニュースになったが、前向きに受け止める人がほとんどだろう。
それでも、いちいち検索する気にはならないが、批判的な意見を言う人もいるんだろうね…(おもに国内で…)
およそ幼稚な言葉を並べ立てて思いつく限りの悪意をふりまいているんだろうね…(おもに国内の、おもにTwitterで…)


アスリートには試合に出る自由も出ない自由もあっていいはずだ。
大事なのは、自分が今置かれている状況で何を優先すべきかを見極め実行することだ。

どのような状況に置いてもアスリートの選択が、
何ら特別ではないごく当然の選択肢の一つだと受け止められるようになってほしい。
選手達がそれぞれの考えのもとに自由な選択ができるようになってほしい。
そのためにも、トップ選手である羽生くんの決断は大きな意味のあるものになったと思う。




もう一つ、今回改めて考えたことがある。
それは“選手ファースト”について。

羽生くんが欠場を明らかにしたのはGPシリーズのみ。
順当に考えれば復帰は全日本になるのだろうか。
まあ全日本でなくともとにかく、次に羽生くんが試合に出る時、それは、昨季四大陸選手権ぶりの試合になるわけだ。

具体的に言えば、四大陸ぶりの羽生結弦のスケート、羽生結弦の生の動く姿、羽生結弦の生の声、羽生結弦の新プロ?新衣装?、羽生結弦の生の黒い子〜時に白ジャスをはためかせて〜、羽生結弦の生の美body、羽生結弦の生の…以下割愛、なわけだ。

羽生結弦成分枯渇による飢餓状態の反動で、より一層、羽生結弦の一挙手一投足、一笑顔一美姿に全世界の目が注がれるのは想像に難くない。
もちろん、私もそんな目を注ぐ、間違いなく。

だから自戒を込めて。

羽生くんは空港に姿を現す瞬間から沢山のカメラとボイスレコーダーを向けられ沢山の人に囲まれる。
‪向けられる目の数だけ羽生くんを疲弊させてしまってはいないだろうか。
過多とも言える供給も過多な需要があるからならば、ファンとしての自分の在り方を見直すべきではないか。
ファンの立場で考えられる“選手ファースト”もあるのではないか。

羽生くんはアスリート。ならば、表現すべき場所は試合。スケーターなら氷の上。
言葉だって羽生くんは試合後しっかり届けてくれる。いつだって、現地のファンもお茶の間のファンも心に留めてくれている。
沢山のものを見せて届けてくれるのだ。
羽生くんが自ら発信してくれるものを待てる人間になりたいと、今強く思う。



また、
四大陸時、空港でのあの何重もの人垣を羽生くん本人とメガネさんとで対応していた。
本来これは連盟が対応すべきことではないのだろうか…。(してくださっていたならすみません。先に謝るチキンスタイル)

昨年24時間テレビで羽生くんが山口さんの農場を訪ねハスカップスムージーを口にした時のこと。
羽生くんが受け取ったのはカップ半分量のスムージー
後でわかったのが、日頃冷たいものを取らない羽生くんだが、提供されたら残さず全部飲んでしまう気遣いの人なので量を調整してください、というようなお願いが羽生くんサイドスタッフからあったということ。

つまりはこういうことだと思うんだよな。
現役アスリートで体が資本である以上、羽生くん本人が負担と思わなくても、少しでも体に負担が考えられるならば周りが軽減させる。
試合直前であればなおさらのこと。
フォローがあってしかるべきだと思う。

“特別待遇”とか言う人も出てきそうだが(こういうことばかり考えてしまう自分がやだよ、もう)、
我が推し自慢ではなく、冷静に誰が見ても、羽生結弦に注がれる目の数はケタが違う。
それだけ危険も伴う。チームだけで対応できる範囲をとうに超えている。
例え他の選手であっても同じことを考える。

守ってくれとは言わない。選手にかかる要らぬ負担を軽減できるならしてほしいというだけだ。
、と願うのはわがままだろうか。


立ち止まる時間がある今だからこそ、
何が、どう動くことが、選手達にとってプラスになるのか考えたい。
そして、あとで振り返った時に、あの立ち止まった時間は無駄ではなかったと思えるような、
そんな今であったらいい。




今年の24時間テレビでの羽生くんの言葉。
「早く皆さんの前で思い切って
少しの不安もなく少しの心配もなく
自由に演技して自由に声を出して
自由に笑える自由に泣ける
そんな日が来ることを願っています」

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私も“そんな日”が来ることを願っている。
羽生くんが少しの心配もなく氷の上で大事なアクセルと共に自由に自分を表現できる、そんな日が来ますようにと。

そして、
たまに、たまーにでいいので、白壁の前にちょこんと座る元気なお顔が見れたら。見れたなら、うん、やっぱり、飛び上がるほど嬉しい。