はもブログ

まだジャンプを見分けられないまだ国旗も持ってないスケオタになりきれない永遠の初心者はもによる、ただただ羽生結弦さんへの愛を叫ぶ、羽生結弦さん試合観戦記※ほぼお茶の間たまに現地

進化の時・私感〜to be continued...〜

『進化の時』が手元に届いた翌日。

早く見たい!、と逸る気持ちを抑えて、娘の学校のボランティア、家のことを済ませ、いつも以上にピカピカに家の中の至るところを磨いた。


大袈裟かもしれないけど、試合に臨むような気持ちだった。


だってだって私はぴょん落ちだから、リアルタイムで見れていない演技を大画面で見れるのだから!

(大画面というか普通のテレビ)

スマホYouTubeを見る度に、大画面で見たいーーとずっと思ってきたのだから!

スマホ画面比の大画面)

ダイジェストではあるが、私の知らない4年の間の数々の演技を見れるのだ!



これはもう、私にとってはやはり試合観戦!

ゆえに身も清めました。


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感想。


一気に、見た。

一気にというか、止まっては巻き戻して、を繰り返して、かなりの時間を要した。


すごく汗をかいた。

側から見れば涼しい部屋でテレビを見ていただけなのだが、全神経を集中させていたのだと思う。



2014年。

オリンピックチャンピオンになったからこそオリンピックチャンピオンらしい演技を、と気負いもあったところに、中国杯の事故がありギリギリで進出したグランプリファイナル。

転倒もあり悔しくはあっただろうが、それすらも楽しんでいるような。

ただただ、滑れることが嬉しい!体が動くことが嬉しい!というような。

若いエネルギーが溢れていた。

3Aも、ジャンプが跳べて嬉しい!とぶっ飛んでいくような勢いを感じた。



さらに手術も経て、シーズン当初はあった気負いが、自分の今できることを踏まえた上での目標設定が大事、と丸みを帯びた変化をしていったのが印象深い。

一番大事なのは何をしたいか何をすべきか、それが実行できるかできないか。

今振り返れば思う、本当に一つ一つが平昌に繋がっているんだと。

違うな、繋げたのか。自分の力で。



2015年。

ピラティスの映像が入ってたのは個人的に嬉しい♪

組体操も、何で女子の上に乗ってんのか、3段目にいるのかwww



急激な高難度化の波を迎えていたシーズン。

攻撃力の高い新しい武器を持った若い相手に攻め込まれたら怯んでしまうものだが(羽生くんも十分若かったのだが)、待ってたぞ!と言わんばかりに受けて立つところが羽生結弦

受けて立つ、というか、受けて立って返り討ちにするところが羽生結弦

個性で戦っていられるからこそむちゃくちゃ楽しい、と言う人だもの。

リアル戦闘民族。リアルカカロット


バラ1、SEIMEIを一段一段高めながら、その端々で顔を出す猛々しさ。漲る自信。


好きだな、そういうところ。




色んな可能性のある未来を決めつけたくない。


と言うこの時の羽生くんは、心・技・体、それがどれ一つとして欠けず全てがピークにあった、と言えるかもしれない。



2016年。

既に5回転とか言ってますね。

子供のころから言ってるんだもんね。

昨日今日の思い付きじゃなく、幼い頃から描く道に“ごかいてん”ってしっかり書かれてるんだろうな。

そこが目標じゃないとは思うが、どうかステイヘルシーやで…と16年の羽生くんにも言っておきました。




ぴょん落ち後、沼に一直線に転げ落ちた私がまず辿り着いたのがニース、その次がヘルシンキだった。

うん十年の人生で沼落ちなんてしてこなかった私が「はい!私!完全に落ちました!」と宣言せざるを得なかった、とどめのヘルシンキ


何度も何度も繰り返し見てきたが(YouTube今までお世話になりました)、プレイバック解説映像に切り替わるので今まで見たことのなかった、演技直後オーサー達のもとへ戻る際もまだ爛々と強さを放つ目。

すっと右腕を広げた体から立ち昇る、炎のごとき熱。

ごうごうと燃える炎の音さえ聞こえた気がした。



ソチ後から平昌を迎えるまでの間の最大の勝利であったと思う。

この勝利がなかったら平昌での勝利はなかった。そう言い切れる。

2年負けが続いたワールドで大逆転での優勝を果たしたこと、質の深い集中による曲に溶けこむ感覚で2015年の自分を超えたこと。


この勝利があったから平昌直前の過酷な道でも自分を信じ抜くことができた。

平昌の氷の上に立つことができた。


勝つべき時に勝てる強さ。

強い選手は他にもいる。過去にもいた。

しかし、羽生結弦がGOATと言われるのは、“勝つべき試合で勝つ”、この傑出した強さがあるからこそだろう。




2017年。

一年前よりさらに逞しくなった体。


練習ってうまく真っ直ぐ行くものではないので停滞したり戻ったりすることはあるけど、それをいかに少なくするかが自分の今の平昌への道。


と両足首にアイシングをしながら語る羽生くんを見ると涙が出る。

この子(右足)の力を使わないと跳べないんで右(足)は大事、と言う言葉が平昌フリー後の右足をいたわる仕草に繋がって涙が出る。



涙が出るんだけど、アイシングのラップ?の使い方が雑すぎてww

ラップ、ぐちゃぐちゃやん。

そのラップ、もう無理なやつw

ああ!もう!感情が忙しい!




ロステレの4Lzは雄大だった。


ジャンプは相棒的なものなので、そこで切り捨てちゃうのも、逆に今まで大事にしてきたものを守ることもいつでもできる。と。

確実に武器を増やしつつある羽生くんを頼もしく思う反面、このまま怪我なく平昌を迎えていたらどうなっただろうか、と意味のないタラレバが頭をよぎる。

意味はないかもしれないが、タラレバを考えることで、今の私が知ってるこの先にある確かな未来に震えるのだ。




細かい事を言うと、途中から現れたランビエール先生がめっちゃ応援してくれていたのと、ハイドロからの起き上がりに合わせてオーサーが同じ動きをしていたのがほっこりしました!




いよいよ平昌。


至高のバラ1。

勝利のSEIMEI。


この『進化の時』においても6試合目、3年をかけて磨き上げたバラ1は、世界最高得点こそ更新しなかったものの、まさにバラ1の有終の美に相応しい演技だったのではないだろうか。

私の世界はこのバラ1によって根こそぎひっくり返されたし、私の人生はこのバラ1に出会う前と後ではっきりと区別される。


(興味ないと思いますが、、私の沼落ちの歴史。過去記事参照)

https://harumomoyk.hatenablog.com/entry/2019/07/04/140154




そして、ソチフリーのミスをリベンジしたいと臨んだSEIMEI。


演技後の「勝ったーー!」という強い表情が印象に残っていたが、取材ゾーンでの「フリーに対する気持ちに勝てた。乗り越えたーーって感じ」という羽生くんの表情が愛おしくて愛おしくてたまらない。

「がんばったねーー!」って頭をうりうりしたい。

ジスラン、ちょっとだけ場所かわってくれやしませんか?



これまでのスケート人生の歩み、この4年の歩み、この1年の歩みを思うと、


表彰式での、

「First Place!Japan,Yuzuru Hanyu!!」


というアナウンスが今また、とてつもなく重く心に響く。




そうだ!私、ブログもTwitterも始めたばかりで当時言えなかったから言わせてください!



羽生くーーーん!

オリンピック二連覇、本当に本当におめでとうーーーーーー!!!





帰国後の会見のシーンで『進化の時』は終わった。


「今一生懸命やることを一生懸命やって、で、その延長線上に北京があるのであれば、もし出るなら絶対に勝ちたい」

という言葉で。



まさに、

This story is to be continued...

『覚醒の時』作成時、作成者はまさか三部作になるとは思ってなかったでしょうね。。

壮大だ、羽生結弦物語。。



上記の会見での言葉は最近また聞くことができた。オータム後に。


同じ言葉だけど、内に込められた想いは全く違うだろう。

平昌後はフワフワしていた中での発言だったかもしれないが、今回の発言は真に迫るものになっているだろうと想像する。


頭のいい羽生くんが、その発言の重さ、どう報道されるか、考えないはずがない。

マスコミは喜んで飛びつく。

実際、羽生三連覇挑戦!と謳う記事を早速見かけた。


羽生くんは三連覇に挑戦するなど一言も言っていない。明言はしない、と言っている。


だけれど、言葉にした。


それが何を意味するのか。

こわい。こわいが、もしかしたら、ひょっとしたら、ともすれば、あるいは、本当にあるかもしれない。


originが3年、4年かかるかも、とも言っていた。

本当にあるかもしれない。。

(羽生くん、私、黒鳥も見たい。。白鳥も黒鳥もできる男子選手、羽生くんしかいないよ。。また双子設定できるよ。。)



何せ平昌後に、

「二連覇して帰ってきたことが沢山の方の幸せになっていることは間違いないし、それができるのは僕しかいなかった」

と言える人だ。

僕しかいなかった・・!

痺れる。。



とはいえ明言しないのは、現状では出来ないからだろう。不確定要素が多い。

考えたくないが一番心配なのは足の状態。

思いのほか分厚い壁という4Aが成功したら満足するかもしれない気持ち。

まもなく25歳を迎える中で心・技・体のピークを合わせていくことの難しさ。

これからの道のりは、羽生くん自身にとっても未知の世界。

だから、あくまでも延長線上。

大事なのは今一生懸命やることを一生懸命やっていくこと。




ああ!羽生くんの道はこれまでもこれからも、ずっと繋がってるなあ!

一つ一つしっかり繋げてるなあ!

よく伏線を回収するというが、それって、しっかり道を繋げてるってことだよね。


凄い!凄いな!羽生くんは!

いつもこればっかり言ってるけど本当だから仕方ない、凄いよ!!



これから歩む道も、これからも続く羽生結弦物語を、ずっと応援させてください!!!

未知への挑戦の果てに羽生くんが何を掴むのか、私はまだまだこの沼に浸っていたい。



さあ!次はスケカナ!

ライスト前応援、頑張ります!





予想以上に長くなってしまったが、あと、これだけは言っておきたい。


・羽生くんのインタは時系列がわからなくなってくるので(見た目でいつのものか判断できない)次回作では撮影日のクレジットがあると助かります!

羽生結弦シットツイズル愛好家として「ホワイトレジェンド」は嬉しすぎました。次回作ではソチexバージョンがあると尚嬉しいです!

・パレードにおける羽生くんの美のピーキングは素晴らしい!王位即位パレード以外の何物でもないな!


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