「私は最初に最高のものを見てしまったんだ。そしてこれがきっと最後なんだ。」4年前にぴょん落ちた時、そう思っていた。インタで見せるやりきった顔、取るものは取ったという言葉、この人はもう競技の場を去るのだと思った。過去の動画の大海原に身を投じなが…
2021.7.11。初めてのKOSE新横浜スケートセンター。激しく掻き鳴らされるギター音から始まるイントロ、オペラ座の一節に空気が変わった。羽生くんはスタートポジションからの一漕ぎで早くも会場を支配した。しかし、その圧倒的場の掌握力からは想像もできない…
「今ここに立てて言葉を発してこうやってスケートができることが嬉しく思いますし、何よりも、やっぱりスケートを滑ることこそが僕がここにいる生きている意味なのかなって感じるくらい本当に幸せでした。一生懸命どんな状況でもがんばっていきたいと思いま…
ああ、あなたはこの境地に立って尚、そんな顔をするんですね。悔しさが露わになった顔。一瞬ではあったけど確かにそこにあった。世界選手権2021 inストックホルム。開催地スウェーデンの現状を考えれば中止でもおかしくはなかったが、無観客・バブル方式と…
よくぞ出てくれたと思う。全日本選手権2020。心のどこかで探していた。淡い期待を抱いていた。「ひょっこりいてくれるんじゃないか…安心感たっぷりのフォルムと愛敬たっぷりの笑顔で…ねぇ、ジスラン…!」と。当然いなかった。羽生くんは本当に一人だった。コ…
25歳の羽生くん、ありがとう。25歳のプログラム達、ありがとう。白壁の前から沢山届けてくれた、25歳の羽生くんの想い達、ありがとう。(超アナログな私の精一杯です…)そして、26歳のお誕生日おめでとうございます。今、何を見ていますか。羽生くんの目には…
気付けばもう9月ですって…。前回の記事から4カ月も経ったと…。ほう…。イツノマニ…⁈この4カ月、変わらず私は何の変化もないが、羽生くんは変わらず歩みを止めることなく大きな前進と決断をした日々だったようだ。(卒論完成おめでとうございます‼︎泣)リアルタイ…
ちょっと!もう4月も終わるんですか⁈いつの間にそんなに時間が過ぎたんでしょうか⁈何してたんだろう、この2カ月。何もしてないな、この2カ月。ブログも書かなさすぎて、はてなブログさんからの“そろそろ書きなよ”メールももはや来ない。まぁ、読者もいないの…
四大陸選手権2020沼落ちしてから何度思ったかわからないが、今大会もまたしてもドラマチックな試合となった。羽生くん、あなたって人は。大会直前にバイオで皆の知るところとなったプログラム変更、SP世界最高得点の更新、初の四大陸制覇。2011年16歳で初出…
1/17にツイッターに書いてたけど長くなり過ぎて誰も読まんわ!と思ってUPしなかったもの。もう消そうと思いつつ消せなくて、やっぱりこの時の感情は残しておきたくて、こちらにUPする。自分用に。↓現地観戦だった全日本フリー、録画を今日まで見ることができ…
メダリスト・オン・アイス2019昨日のSEIMEIは奇跡のようだった。私は平昌オリンピック前からそろりそろりと羽生沼に無意識に引き寄せられて、本番のバラ1で「ここが…羽生沼…!」とそれまでに見たことのない新世界の淵にたどり着き、「さあ、どうぞ」とその新…
グランプリファイナル2019。今、わくわくしてる。わくわくし過ぎて鼻血出るんじゃないかって位にわくわくしてる。綺麗事でもなく強がりでもなく。試合直後は悔しさが勝っていた。ネイサンの安定の強さを見せつけられた後は「くっそー!ラファ…!」と何か間違…
羽生くんの抱える緊張と不安・怖さとはどれほどのものなんだろう。私は思っていた、逆境は嫌いじゃないと言ってきた羽生くんだから、満足に足りる結果じゃなかった試合も、怪我をした経験も、プラスに変える力の1つにしてきたと。そうしてきた事を戦歴が物語…
新たな試合は、またしても生涯忘れ得ないだろう試合になった。スケートカナダ2019。スケカナ4度目の挑戦にして初戴冠、322,59点というハイスコアもだが、あの羽生結弦が羽生結弦であることに迷い自信を失いかけ、羽生結弦が歩んできた道を信じきれなくなって…
『進化の時』が手元に届いた翌日。早く見たい!、と逸る気持ちを抑えて、娘の学校のボランティア、家のことを済ませ、いつも以上にピカピカに家の中の至るところを磨いた。大袈裟かもしれないけど、試合に臨むような気持ちだった。だってだって私はぴょん落…
この夏私は、弱虫ペダルやらCITIZENやらロッテやら西川やらの怒涛の情報の渦に飲み込まれていた。全ての機能を失ってしまっていた。しかし、それは今思えば本人不在の虚構。(うそです!感謝の念に堪えません!今もチョコ貪り食べてます!)それが今は、生羽…
24歳にしてシニア10シーズン目。 こんなにもドラマチックに10シーズン目を迎えることになるとは幼い頃の羽生くんは思っていなかったことだろう。 24歳の羽生くんは今、孤高の高みに身を置きながらも尚、未知の世界への挑戦を始めている。 オータムクラシック…
ロッテさんのインタ。羽生くんが、まだ限界に挑戦すると言った。本当に本当に強い羽生結弦になるよう頑張ると。羽生くん、あなたって人はFaoI神戸のインタでは、織田くんの「そのモチベーションはどこから?」という質問にこう即答していた。 「サポートして…
砂漠期、だったはず。砂漠期とはーー長らく羽生さん成分過少もしくは枯渇の状態が続くことにより、羽生さん成分を以前にも増して強く渇望することーー。(私的解釈)だが現実は。羽生さんは眼前にいないにも関わらず、羽生さん成分過多もしくは甚だしく過多…
ニースもヘルシンキも知らない。平昌もギリギリだ。でもーー。今更書くことに意味があるのか迷ったが、やはりこれをまとめないことには自分の昨シーズンが終わらないので、はずかしながら書いてみようと思う。もはや意味も何の新鮮味もなく、自分の記憶を残…
スケート界隈では7月1日を新年とするらしい。その日Twitter上には「あけましておめでとう」と、選手の健康と活躍を願う声が溢れていた。そんなこと2年前の今頃の私は知る由もなく、はっきり言ってしまうとフィギュアスケートに一切の興味も持っていなかった…
えっ、えっ?1週間前のこと?1年前位じゃない?マイレピ終了の報に触れしんみりし、雪肌精トークショーの報に触れ“ザ手の平返し”歓喜し血迷ってTwitterなんか始め、アサイン発表を時差で知り=寝てた、クエストにアクシデント発生で出遅れ想定外の場所までク…
FaoI富山千秋楽。マスカレイド〜origin。強烈な自我の解放。究極のエゴイズム。氷の上で羽生結弦は羽生結弦だった。憑依型と評されることも多いが、他の何物も憑依などしていない。敢えて憑依という言葉を使うなら、羽生に憑依していたのは羽生結弦だ。私に…
引き続き幕張非公開リハ。今回はレポとして。リハ終了後慌てて書き留めたレポにその時々の感想が入り混じって読みにくいですが、記録、というか自分の記憶のために、この…既に消去されかけてる記憶を…何とか残したい…との一心で長文失礼します…。受付を済ま…
正直に言うと、私は少し悲しくなった。そんなつもりじゃなかったのに、何だか少し悲しくなった。Fantasy on Ice2019幕張2日目の話である。いつの間に2週間もたったのか。今年のFaoI羽生のあまりの殺傷能力の高さによりこちらの生活能力がその機能を果たせな…
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